一般公開講座 身体と脳の不思議な力 〜超適応の秘密〜

日時:令和6年9月15日(日)13時から17時
場所:東京工業大学 大岡山キャンパス レクチャーシアター(大岡山西講義棟1)
プログラム
領域紹介 領域代表 太田 順 (東京大学)
講演 伊佐 正  (京都大学)
舩戸 徹郎 (電気通信大学)
内藤 栄一 (情報通信研究機構)
パネルディスカッション司会 四津 有人 (日本医科大学)
パネリスト 太田 順、伊佐 正、舩戸 徹郎、内藤 栄一

令和6年9月15日に東京工業大学大岡山キャンパス(東京都目黒区)にて一般公開講座を開催しました。はじめに領域代表の太田先生から領域全体の概要とこれまでに得られた成果および今後の展望についての紹介がされ、その後各講演者の先生方から領域における研究内容やそれに関連する研究が紹介されました。その後、四津先生の司会でパネルディスカッションを行い、神経系(A班)、工学系(B班)それぞれの立場から意見交換が行われました。一般参加者を交えた議論が行われ、予定していた一時間のパネルディスカッションの時間に収まらないほどの活発な議論が行われました。
参加者 100名(内 オンライン聴講 66名)

第6回 超適応領域全体会議

令和6年3月1日、3月2日に広島大学霞キャンパス(広島市)にて第5回超適応領域全体会議を開催しました。本領域の最後の全体会議となることから、計画班および公募班の全ての研究代表者から成果発表をいただきました。94名の参加者が2日間にわたる会期中に、口頭発表34題、ポスター発表58題を通して、活発な議論を交わしました。コロナ禍を経ての最後の領域全体会議でしたが、多くの共同研究による成果が発表され、盛会となりました。

第2回 国際シンポジウム  HypAd2023

令和5年10月28日(土)〜29日(日)に、京都大学百周年時計台記念館にて第二回国際シンポジウム(HypAd2023) (オーガナイザー:花川・伊佐)を開催しました。今回、脱コロナ時代を感じさせる完全現地開催での企画となりました。国際シンポジウムとして、イタリア・メッシーナ大学のAndrea d’Avella教授、米国・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のSteven Cramer教授、スイス・スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)のGrégoire Courtine教授とJocelyne Bloch教授、並びにスペインCajal InstituteのDiego Torricelli教授が現地での招待講演を行ってくださいました。超適応研究の概念の成熟に寄与する多くの示唆と今後の超適応研究の発展への刺激が得られました。また、超適応からは計画班の代表並びに一部の公募班の代表14名がシンポジウム講演を行い、領域の結論に向けた成果発表を行いました。さらに超適応内外から60題のポスター発表があり、活発な討論が行われました。参加者は120名でした。

第2回「超適応」一般公開シンポジウム@日本神経理学療法学会

令和4年10月16日(日)に大阪国際会議場で開催された第20回日本神経理学療法学会学術大会において、「超適応」共催のシンポジウム(オーガナイザー:内藤先生)を開催しました。この学術大会では、「脳・脊髄損傷後の機能回復過程における超適応」と題した伊佐先生の特別講演に続き、午前中の「筋シナジーと歩行」シンポジウムでは、関、舩戸、高草木、千葉の各先生、午後の「運動学習と機能回復」では今水、井澤、筒井の各先生が最新の研究成果を、療法士をメインとする聴講者にわかりやすく解説しました。この学会への現地参加者は若い療法士さんを中心に2360名でしたが、「筋シナジーと歩行」「運動学習と機能回復」は神経リハビリテーションの主要なテーマであるため、超適応シンポジウムを目的に学会に参加した人も多く、現地参加者の半数以上が聴講したようです。シンポジウムでは、立ち見の聴講者も見受けられ、会場からの質問も多く、総合討論では基礎研究の知見をどのようにリハビリに活かすべきかなどに関して、研究者と療法士の白熱した討議が行われました。

第4回 超適応領域全体会議

令和4年7月19日(火)20日(水)に東北大学 萩ホールにて第4回超適応領域全体会議を開催しました。公募班第2期の先生方が加わって初めてのシンポジウムとなることから、研究者間の顔合わせと今後の共同研究へとつなげることを目的として、すべての領域代表者、分担者が口頭での研究紹介を行い、あわせてポスターセッションも行いました。登録者数は100名、47件のポスター発表でした。領域としてはキックオフシンポジウム以来の現地での開催で、口頭発表への議論、ポスターセッションともに大変白熱した議論が行われました。

第3回 超適応領域全体会議

令和4年3月7日(月)8日(火)にオンラインにて第3回超適応領域全体会議を開催しました.令和3年度の各研究計画班と公募班における成果報告の講演(Zoom)とポスターセッション(oVice)を行いました.さらに,今回の領域全体会議では,「超適応の定義」に関するパネルディスカッションを設け,領域全体としての方向性を明確にする上で,有意義な議論が展開されました.また,1日目の会議後には,若手の会企画による研究者間の交流会と懇親会をoVice上で開催しました.参加者153名,ポスター発表件数58件と多くの研究者が参加し,活発な議論が行われました.


 

次世代脳プロジェクト2021 冬のシンポジウム

令和3年12月16日(木)にオンラインにて,次世代脳プロジェクト2021において新学術領域の脳情報動態と時間生成学と共に若手研究者合同シンポジウムを開催いたしました.それぞれの領域から2名ずつの新進気鋭の若手研究者が講演を行い,本領域からは温文先生(B03班)と金沢星慶先生(B05班)が講演しました.最後にパネルディスカッションを行い,今後の脳神経科学の発展について議論を行いました.オンラインではありましたが,常時100名以上の参加者がおり,活発な質疑応答や議論が行われました.

   

第1回 国際シンポジウム  HypAd2021

令和3年5月26日(水)27日(木)にオンラインにて,The 1st International Symposium on Hyper-Adaptation(HypAd2021)を開催しました.招待講演として,イタリア・メッシーナ大学Andrea d’Avella教授に「Virtual surgeries to investigate motor learning and to enhance motor rehabilitation」という題目でお話しいただきました.本領域でも超適応のモデルとしている筋再配置後の学習過程に関連する内容で,領域の研究を発展させる上で有益な示唆をいただきました.トークセッションでは,計画班の代表者がこれまでの進捗状況を報告し,ポスター発表では,公募班の代表者を中心に発表が行われました.中間評価を目前にして,白熱した議論が展開されました.領域内関係者に限定した会議でしたが,参加登録者は161人,ポスター発表は58件という盛会のうちに終了しました.

第2回 超適応領域全体会議

令和3年3月5日(金)6日(土)にオンラインにて第2回超適応領域全体会議を開催しました。今回の領域全体会議では、令和2年度の各研究項目の成果報告と領域研究者間の共同研究の推進を目的とし、交流促進のためのオンラインツールを援用して会議を行いました。研究報告等の一般公演にはZoomを用い、ポスターセッションでは、仮想空間上で近距離同士の会話が可能なoViceとSlackを用いました。さらに、会議後にはoVice上で懇親会を行い、懇親会のイベントとして「領域共有の動作解析プラットフォームの紹介」「共同研究提案」「座談会」を開催しました。会議では、最初に合原一幸先生(東京大学)から「生体ネットワークへの数理的アプローチ」というタイトルで基調講演を頂き、その後各計画研究項目から成果報告及びポスターセッションを行いました。参加者146名、ポスター発表件数68件と、多くの研究者が参加し、活発な議論が行われました。

第1回「超適応」一般公開シンポジウム

令和2年10月10日(土)に「超適応」領域一般公開シンポジウムを開催しました。シンポジウムのテーマを「ポストコロナ社会における超適応」とし、コロナ禍によって活動が制限されたことによる身体運動機能の低下と、それが引き起こす身体・脳の関係の不適応、及び解決の展望についての講演と議論を行いました。太田先生による概要説明の後、伊佐先生(京都大学)「心と身体をつなぐ脳内回路」、高草木先生(旭川医科大学)「Challenged person(健康弱者)とポストコロナ」、筒井先生(東北大学)「脳の中にある未来・希望・意欲」、前田先生(慶応義塾大学)「新たな現実に適応するための主体性の創造的進化:人間どうしがいかに繋がるか」、淺間先生(東京大学)「ポストコロナ社会において求められるロボット技術とヒトの理解」、花川先生(京都大学)「認知症における超適応」の7件の講演を行い、その後ポストコロナと超適応等をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。開催はZoomのWebinarによって行いました。大変多くの方に参加して頂き、活発な議論が行われました。

EMBC2020 Workshop(オンライン)

令和2年7月18日(土)に国際会議EMBC2020にてワークショップを開催しました。コロナ禍のためオンラインでの開催となりましたが、太田順領域代表からの概要説明と本領域の参画研究者である林叔克先生,高草木薫先生,千葉龍介先生,白藤翔平先生,安による研究発表が行われました。オンライン会議となりましたが、多くの参加者を交え,活発な議論が行われました。
(ワークショッププログラム:https://www.hyper-adapt.org/embc2020ws-en)

第1回領域全体会議(オンライン)

令和2年3月4日(水)~5日(木)に領域全体会議を開催しました。当初領域メンバーが集合して会議を開催する予定でしたが、コロナウィルスへの対策としてオンライン会議(Zoom)に切り変えて開催を行いました。領域代表からの概要説明の後、各研究項目の代表者及び研究分担者からの研究成果報告を行いました。参加者約50名、参加拠点数は35拠点以上でのオンライン会議となり、各研究成果に対して活発な議論が行われました。

キックオフシンポジウム・公募説明会

令和元年9月20日(金)13:30〜16:00、東京大学本郷キャンパス・伊藤謝恩ホールにて本領域のキックオフシンポジウム・公募説明会を開催しました。太田領域代表(東京大学)の領域概要説明に続き、A班代表 伊佐教授(京都大学)、B班代表 近藤教授(東京農工大学)より各班の目標と計画研究を紹介しました。休憩に続き、太田領域代表から本領域の公募概要説明を行いました。100名を超える多くの方にご参加頂き、質疑ではたくさんの方から活発な質問・ご意見を頂きました。ご参加頂き、どうもありがとうございました。

公募情報は下記ページから入手できます。引き続きよろしくお願い致します。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394559.htm