A01 生体構造の再構成による超適応機構の解明と潜在適応力低下防止への挑戦

研究概要

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A01 研究代表者
伊佐 正

A01項目では、主に超適応機構の「生体構造の再構成」の観点から、大規模脳領域で作動する脱抑制が生体構造の再構成による超適応機構の基盤であるという仮説を検証する。齧歯類、サル、ヒトの脳研究を通して脱抑制のメカニズムを解明し、高齢者におけるこの機能劣化の証明をもとに、機能改善に有効な戦略を提案することを目的とする。脊髄損傷サルにおける損傷前後の皮質脳波電極を用いた感覚運動関連領域の運動関連活動及び筋電図活動、さらに個々の電極への電気刺激に対する誘発電位応答を長期間にわたり縦断的に記録することで、大規模脳領域で起こる脱抑制のメカニズムを解明する。齧歯類モデルでは、モノアミン汎性修飾系であるドーパミンおよびセロトニン神経系の活動測定及び光刺激実験を行い、大脳における広範な脱抑制機構に関する情報を提供する。ヒトでは、高齢者における慢性的脱抑制状態を機能的磁気共鳴画像装置で捉え、加齢に伴う脱抑制(抑制消失)進行度合などを指標として、機能劣化を効果的に改善できる脳機能トレーニングの有効な要素を提案する。

研究組織

研究代表者 伊佐 正 京都大学 大学院医学研究科 教授
研究分担者 内藤 栄一 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 研究マネージャー
相澤 秀紀 広島大学 大学院医系科学研究科 教授
研究協力者 尾上 浩隆 京都大学 大学院医学研究科 特定教授
武井 智彦 京都大学 白眉センター 特定准教授
山口 玲欧奈 京都大学 高等研究院ヒト生物学高等研究拠点 特定助教
山本 勇祐 京都大学 大学院生命科学研究科 博士課程学生
川崎 敏生 京都大学 大学院医学研究科 博士課程学生
上野 里子 京都大学 大学院医学研究科 博士課程学生
三橋 賢大 京都大学 大学院医学研究科 博士課程学生
守田 知代 大阪大学 先導的学際研究機構 特任准教授
廣瀬 智士 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 研究員
木村 和夏 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 研究員
松股 美穂 広島大学 大学院医系科学研究科 助教
Deepa Kamath
Kasaragod
広島大学 大学院医系科学研究科 助教